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あなたが今接続しているインターネットプロバイダ(ISP)が突然、つながらなくなり、しかも契約金や個人情報まで不明になったまま夜逃げしたとしていたら……。信じられない話ですが、先日、本当にそんな異常事態が発生しました。
Bフレッツ、フレッツADSL、フレッツISDNによるインターネット接続、容量無制限のメールボックス、および100MBの容量を持つレンタルサーバを提供するサービス「エンジェルネット」、「カナルネット」、「ブレーメンネット」(どのサイトも現在アクセス不可)が突如サービスを停止。上記のウェブサイトの閲覧も不可能になっています。
これらのサービスを運営していた株式会社エム・デー・シー(MDC)が突如行方をくらました模様。行方不明になった原因は不明ですが、経営難による夜逃げと推測されています。
上記3つのサービスのうち、エンジェルネットが提供していたサービスは下記の通り。料金は年間固定で支払い方法は銀行振込のみ。
上記サービスのうちどのサービスにも下記のメールおよびレンタルサーバサービスが付属したようです。
年額で見ると割高に見えますが、容量無制限のメールアドレスと100MBの共用サーバが付いてきて、なおかつ1月で換算すると安めに感じます。でもこのサービスっぷりが仇となったのか。
1年単位で契約していたサービスが突然終了、料金の返還や個人情報の行方は全く不明、運営会社からのアナウンスは全くなし。当然、このサービスを使用していたユーザーは大混乱。2ch、mixi、Slashdotではユーザーの方々が集まって今後の対応を検討しています。
ブロードバンドの普及によってWinnyなどのファイル共有ソフトやYouTubeなどの動画共有サービスの出現し、ISPの運営は非常にシビアになってきており、定額制インターネット接続サービスの提供自体が困難になってきているとの声もあります(参考:FujiSankei Business i. 総合/ネットの完全定額制もはや限界 事業者ら適正コスト検討(2006/9/14))。
そんな状況で起きたこのISP夜逃げ事件。ダイアルアップ全盛期にもISPの夜逃げはありましたが、あくまで無料サービスのISPでした(無料で接続出来る代わりにデスクトップに広告表示が必須など)。
これから、このような中小ISPはどんどん淘汰されていく時代になるのか、もしくは、定額制は廃止され、ダイアルアップ時代のように従量制に戻ってしまうのか、今回の事件は現代の快適なネット接続環境が足下からグラついていることを感じさせる事件といえます。